当家に残るお酒の取引の文献によると、当家が創業したのは1695年(元禄八年)。飛騨の地が幕府直轄地となり、幕府から高山城破却の命令が出された頃でした。もともと石川県に住していたことから、屋号は「加賀屋」となっており、入り口ののれんにも「加賀屋」の染め抜きがされています。現在当主は十六代目の老舗です。銘柄名の「両面宿儺」とは二つの顔と四本の手足を持った伝説の人物です。穏やかな表情の裏に、怒りを宿した顔。古代、飛騨に現れた「両面宿儺」は多くの謎に包まれています。
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